ベルギーの首都、ブリュッセル。
ブリュッセルが首都なのはなんとなく知っているけれど…そこはちょっぴり地味なベルギー、コレという見どころもいまいち思いつかない方も多いかもしれません。
中世と近代とが入り混じるこの国一番の大都市は、実は見どころもたくさんなのです。
できれば2,3日かけてじっくり堪能したいところですが、そこは限られた旅行期間。「半日だけブリュッセルを観光して次の都市へ」という方も少なくないでしょう。
そこで、”ザ・ブリュッセル”なスポット3選をご紹介!
ブリュッセルへ来たら、まず立ち寄りたい素敵なスポットたちです。
ギャルリ・サンテュベール – Galeries Royales Saint Hubert –
1847年完成、ゴシック様式建築のギャルリ・サンテュベール。
ヨーロッパ最古ともいわれる屋根付きショッピングアーケードは、一度行ったら記憶に残るうっとり空間。ブリュッセル散歩で必ず立ち寄りたくなる場所なんです。
ここで味わっていただきたいのは、”建築の美しさ”、”屋根から差し込む陽の光の美しさ”、そして、両脇に並ぶお店ひとつひとつの”ショーウィンドウのセンスの良さ”!
差し込んだ光がふんわりと広がってアーケードを包み、一歩足を踏み入れたら、わぁ!と声をあげずにはいられない雰囲気が漂っています。
上の写真はロックダウン中で、ほとんどすべてのお店が休業し閑散としていた時期ですが、今はすっかり活気も戻ってきました。
カフェは椅子を出してテラス席を作っていますし、ショーウィンドウも息を吹き返したようにお洒落にきらめいています。
屋根付きなので、季節や天気によらずゆっくり見て回れるのもこのアーケードの良いところ。
ピエール・マルコリーニなどの有名チョコレート店やベルギー伝統レースのお店も軒を連ねているので、お土産選びにもぴったりです。
グランプラス – Grand-Place –
初めて聞く人は、何かの建物の名前かな?と思うかもしれません。いえいえ、広場の名前なのです。
豪華絢爛で活気あふれるグランプラスはまさにブリュッセルの象徴。
周りを囲む建物には金の装飾がふんだんに施され、日本では見られない光景です。
建物の屋根には、一つ一つ異なる金の像が建てられています。人物像だけでなく動物の像もあるので、お気に入りの像を見つけるのも楽しいかもしれません。
また広場にはたくさんの飲食店が軒を連ねており、いつもたくさんのお客さんで賑わっています。
ベルギーへ来たからには是非体験していただきたいのがテラス席での食事。
ベルギー人はテラス席が大好きなんです!
テラス席でひと休みしながらベルギービールとムール貝のワイン蒸しを堪能すれば、もうベルギー通です。
ただ少しだけ注意も必要。
この広場(に限らず、観光客が集まるスポット)は残念ながらスリ被害が起こりやすいと聞いています。
その情報ゆえか、ベルギーに住むわたしたち日本人も、ブリュッセルの街歩きでは気を引き締めます。一人旅なら鞄を体の前に持ってくる、二人旅なら写真を撮るのは順番に、など、用心しながら楽しんでください。
芸術の丘 – Mont des Arts –
美術館や図書館が集まっていることから芸術の丘と呼ばれているこの丘。
いわゆる展望台ではないので、ブリュッセルを一望できるほどひらけているわけではないのですが、歴史を語るレンガ造りのアパートメントや教会と、近代的な建物とが共存するベルギーの今を望めます。
丘周辺では時々、小さなトラックでアイスクリームやワッフルを売っているのを見かけます。
天気が良ければ、階段に座ってピクニック気分でひと休みするのも気持ちがいいです。ちなみにベルギー人はピクニックも大好きです。