ブダペストで堪能したい、”世界一美しい ” 3スポット

Hungary

ハンガリーの首都ブダペスト。

ハタチの時に祖母と初めて訪れて、あまりの美しさに震えた場所。
いつかまた絶対来よう、大切な人と一緒に来ようと心に決めて、十数年。再訪が叶いました。

この街はまさに、中世と現代とが共存する場所。
波乱の歴史を背景にしながらも、いまもこうして、何物にも形容しがたい美しさが残されていることを誰に感謝したら良いのだろう。

美しい風景にあふれた街だから「ここだけ紹介」とは言えないし、一度に書ききることもとても出来ない。
だからまずは、”世界一”と言われる3スポットをご紹介します。

大切な人と見てほしい、世界一美しいドナウ川の夜景。

ブダ城へ登る途中に絶景スポットが。左奥は国会議事堂、右手前が鎖橋。改修中で電灯が灯っていないのが残念だけれどそれでもこんなに美しい。

息を呑むロマンティックさ。

「綺麗だね」「うん、綺麗だね」

大切な人と黙って見ていれば、たちまち心満たされてしまう。そんな景色が、ドナウ川と一緒にどこまでも伸びています。世界一の夜景と言われるのも、すんなり納得。

2021年12月現在、一番の見どころの一つである鎖橋は残念ながら大規模修繕中ですが、それでも夜景の美しさは健在。それにこの景色、雨でもなお、綺麗なんです。

雨の日はより光が反射するドナウ川の夜景。向こう岸にひときわ目立つのはブダ城。

冬のヨーロッパは日が短く全体にどんよりしているし、天気も不安定。滞在中も何度も降られました。

雨が降るとなんだかとても残念な気持ちになってしまうのですが、この景色を見ると損ねた機嫌も元通り。
雨降りで視界がモヤっとしているおかげで、ネオンがモワモワとしてまた幻想的なのです。

時間が許す方は、ぜひドナウ川クルーズへも。
これまた世界一美しいといわれる国会議事堂のライトアップを、正面かつ、対岸から見るよりもずっと近くで眺めることができます。

壮大でドナウ川上からカメラに収めるのが大変

岸にはいくつかのクルーズ会社が並んでいて、満席でなければ出航直前のチケット購入も可。
ディナー付きなどのプランもあり値段や内容はまちまちですが、最もシンプルなプランは約1時間のクルーズ。日本語のオーディオガイド付きのプランもあります。

屋根付きの船なので雨でも安心、寒い日でもぬくぬくまったり気分で楽しめますので、あちこち歩いた後の休憩を兼ねて乗るのも手。

今回の旅では日没後出航のクルーズに参加しましたが、前回ブダペストに来た際には昼間のクルーズに参加しました。ナイトクルーズと同じくらい楽しかったことを覚えています。
というのも、ドナウ川沿いにはモダンでおしゃれな建物も多く建設されており、日中ならその新旧混ざり合った街並みを堪能できます。

世界一美しいカフェ、”New York Cafe”でリッチなひと時を。

ブダペスト市街の最中心からは少し外れますが、徒歩圏内。
New York Hotelの中にそのカフェはあります。

口あんぐりの煌びやかさ

ここ…お城?と勘違いしそうになる煌びやかな内装。シャッターを押す手が止まらなくなってしまいます。

お邪魔したのは朝食の時間帯。
イタリアンモーニング(甘めのパン、フルーツ、飲み物のセット)のほか、卵料理やパンケーキなどのモーニングアラカルトも注文できます。

エッグベネディクトを注文

リッチなひと時を味わえるNew York Cafeですが、前日までの予約が断然おすすめ!
朝8時のオープン後、9時前には空席待ちの列ができ始め、10時半ころには外の歩道まで続く大行列ができていました。

カフェぐらいで予約時間に縛られたくない、という方もいると思いますが、せっかくリッチ気分を味わうなら、長い待ち時間でげんなりすることなくリッチに悠々と席に着きたいところ。
オープンと同時に入店するか、オンライン予約をおすすめします。

世界一美しいマクドナルドも一見の価値アリ。

ブダペスト主要ハブ駅の一つ、ブダペスト西駅に隣接するのがお目当てのマクドナルド。
「世界一美しいマクドナルド」と聞くと、気になりませんか。

わかりづらいですが、奥が二階建てになっていて、下がレジ、上が客席です。天井がまあ高いこと!

とても広々した店内!

ブダペスト市内にはマクドナルドの店舗がたくさんあります。それだけローカルの人々に親しまれているということでしょうか。

実際こちらの店内にも小中学生の子供たちが大勢。
子供のころからこんなに美しいモノに当たり前に触れていて、どんな感性に育つのでしょう…

駅隣接なので、次の目的地への列車の出発時間までここで過ごすのも、プチリッチ気分で忘れられない旅の一幕になりそうです。  

ブダペストにはほかの国にはなかなか無い、中世を思わせる風景がたくさんあります。
ぜひ大切な人と、歩いてみてください。